たまみずき高等学院 体育の授業です
たまみずき高等学院です。体育実技の授業の様子をお伝えいたします。2020年東京パラリンピックの正式種目にもなっているボッチャ、ブラインドサッカー、ゴールボールの3種目を体験しました。学習成果物のテーマとしても活用する生徒たち。集合時から非常に楽しみな様子でした。
学習成果物とは、本学院を含む明蓬館高等学校、ならびにSNEC独自の成績評価制度です。ペーパーテストでは評価されない部分をくみとり、生徒の学習意欲を高めることにつながっています。
まずはボッチャからスタート。ルールを確認後、投球練習をしてボールの質感や転がり具合を確認します。ボッチャのボールには複数の種類があり、今回使ったボールは合成皮革製のものでした。
使用したボールセットと投球練習の模様です。
いよいよ本番。今回は参加人数の都合もあり、職員も交えて4人のチーム制で対決しました!序盤は淡々とボールを投げたり転がすだけだったのですが、自然にチーム内で相談しながら、より効果的な作戦を検討していました。一投ごとに展開が急変し、生徒だけでなく、職員も本気で楽しんでいました。
固唾を呑んでボールの行方を見守る一同を激写。
続いては、ブラインドサッカーです。ボールは普通のサッカーボールより一回り小さく、中に鈴が入っていて、少しでもボールが動くと音が出ます。最初は目隠しをしない状態でパス交換をして、ボールの感触に慣れてもらいました。そしていよいよ、アイシェードの装着です。
職員、生徒みんなで装着します。
完全に見えない状態ですので、ボールや相手の位置を知らせるガイド役を設けて、パス交換をしてみます。ガイド役の生徒も、最初は指示のかけ方に戸惑いが見られましたが、プレーヤーの動きを見てどのような指示をすればよいかを体得していきました。
「こわい!」「ボールどこ!?」と声があがります。
ここで試合、といきたかったのですが、今回はペナルティキックの形式でゴールを奪えるか挑戦することに。ここでもガイド役がボールやゴールの位置を丁寧にお知らせします。キーパーは職員が担当し、大人げなくゴールを死守していました。
ゴールを狙う女子キッカー。この後きわどいコースを狙ってきましたが、惜しくもゴールならず。
ここで、待ちに待った昼食です。先輩、後輩、職員とが仲良くおしゃべりをしながら食事を摂られていました。運動後の食事は格別でしたね。
こちらは黙々と食事をする男子と職員です。
午後はゴールボールを行いました。みなさんはゴールボールという競技、ご存知ですか。ゴールボールは、目隠しをして鈴入りのボールの音を転がすように投球し合い、ゴールを競い合う球技です。とはいえ職員も全く馴染みがないため、ルールを紹介しつつ全員で動画によるプレー動画を視聴。イメージを膨らませます。
手前の男子が、奥にいる女子の方向にボールを投げます。実際に投げるときは立って投げます。
次の画像で男子が担当しているキーパーは、ゴールライン代わりにテープの下に糸を貼り付け、触感でゴールの幅を確認し、横たわりながら鈴の鳴るボールの位置を判断し、その方向へ体を寄せて、手足を含む身体全体でゴールに入るのを防ぎます。攻撃側として投げる生徒の中には、投げる前にわざと音をたてて、フェイントを入れていました。
少し痛そうでしたが腹部でナイスセーブ!
性別や運動能力だけでは勝敗がつかない競技性もあってか、女子生徒が大活躍。見事にゴールを奪いました。
あっという間に授業時間が終了となり、この後全員で清掃をして終了となりました。振り返りでは「楽しかった」「またやりたい」といった、前向きな意見が多数を占めました。
たまみずき高等学院では、生徒にとって未体験の活動を積極的に取り入れた課外授業を行っております。6月29日(土)には落語家による講座が実施されます。続報にご期待ください。
また、本学院の見学、体験授業、個別相談も随時受け付けております。お気軽にお問い合わせください。